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2021年11月26日金曜日

11/20PTAセミナーのご報告 生徒を含む20数人が参加し、活発な質疑もおこなわれました

紫野高校PTAは、11月20日、「紫野高校から世界を知る、考える」と題してセミナーを開催しました。紛争地域の元「子ども兵」の支援などにとりくむ認定NPO法人テラ・ルネッサンスの栗田佳典さんが講演し、生徒4人を含む20数人が参加しました。


栗田さんは、冒頭、「今日11月20日は『世界子どもの日』です。子どもの権利条約が国連総会で採択された日です」と切り出しました。ウガンダやコンゴ民主共和国での実体験にもとづき、紛争地域での「子ども兵」のことや女性の性被害のことなどを詳しく報告。同法人による支援活動の様子も報告し、元「子ども兵」が仕事を覚え収入を得られるようになった経験も紹介しながら、「一人ひとりに未来をつくる力がある」と訴えました。同法人の活動に触れた日本の高校生たちが、書き損じハガキを集める活動などに自主的に取り組んでいることなども紹介しました。講演後、参加者による活発な質疑がおこなわれました。

参加した生徒の一人は、将来は世界の子どもの貧困問題に取り組む目標があると話してくれ、「そんな私のために企画してくれたと思ったぐらいです。すごく勉強になりました」と語っていました。


紫野高校から砂田浩彰校長、平井啓明副校長が参加され、砂田校長よりあいさつをしていただきました。セミナーは、会場参加とオンライン参加を組み合わせる方法で開催しました。お知らせ・映像配信機器のセッティング・会場設営など開催にむけた学校のご尽力に改めて感謝いたします。


●寄せられたご感想

  • 企画ありがとうございました。衝撃の内容もあり、おどろきました。抵抗する必要がある政府ってどんなものなんだろう?って疑問に思いました。子供たちにもきいてもらいたいです。(保護者)
  • 知らないことが偏見をつくってしまうことを再確認しました。自ら関心をもって調べることが大事だし、正しい今の現状をもっと手に入れやすくすることが必要だと思いました!(生徒)
  • 子供も含め、自分自身せまい世界で生活しているので、もっともっと広い世界に目をむけていける、前向きに生きる、ということの大切さをきけて良かったと思います。(保護者)
  • いろいろと勉強になりました。(保護者)


●会長の話

紫野高校PTAでは、2021年度の活動計画の一つとして「会員自身が高校生をめぐる問題を学んで知的な大人になりましょう!」ということを掲げていました。セミナーはこの計画の実践として挑戦したものです。実行委員の皆様の協力をいただきながら実現にこぎつけました。参加した保護者の方から「視野が広がった」などの感想をいただいたり、このセミナー開催を機に新たにPTA活動に積極的に加わってくれる方が現れたりして、実行してよかったなと思います。